糸リフト
糸リフト後の頬のこけ、なぜ生じてどうやって戻すのか
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ブログの要約
糸リフトによる頬のコケ(窪み)の原因、ディンプリングとパッカリングの違い、修正方法からハイリスク群の判断基準まで。必ずしも「糸の除去」が正解ではない理由をまとめました。
ブログ目次
スレッドリフト(糸リフト)後に頬がこけてしまった場合、まず知っておくべきことがあります。「頬のこけ(引きつれ・凹み)」は単一の副作用ではなく、複数の現象をまとめた表現であるという点です。糸のコグ(トゲ)が皮膚を点のように引っ張ることで生じるディンプリング(引きつれ)、皮膚にしわが寄ってよれるパッカリング、頬骨の下が広く窪む実際の後退、糸の経路に沿って線状に凹む線状陥没まで。見た目は似ていても、原因と解決策はまったく異なります。
そのため、施術直後に目立つ跡をすぐに失敗と決めつける必要はありません。腫れや内出血が引くだけでも数日から2週間かかり、初期のディンプリングやパッカリングは通常2〜6週間以内に自然に緩和されることが多いからです。ただし、4〜6週間が経過してもそのままだったり、むしろ悪化したりする場合は、その時点で原因を見極める必要があります。
🔍 スレッドリフトによる頬のこけとは、正確には何ですか?
スレッドリフトは、吸収性の糸を皮膚の下に挿入し、たるんだ組織を上に引き上げる施術です。糸自体がボリュームを満たすのではなく、引き上げる方向への力を生み出す施術であるという点が核心です。ここで力の配分が崩れると、組織が均一に上がらず、特定の部位が陥没してしまいます。
頬のこけ(凹み)は、その陥没の総称です。以下の4つに分けて考えると理解しやすいでしょう。
タイプ | 見え方 | 主な背景 |
|---|---|---|
ディンプリング | 点のようにポツンと凹む | コグ(トゲ)が1点を引っ張っている |
パッカリング | 皮膚にしわが寄ってよれる | 表面張力の過多・浅い挿入 |
頬の窪み | 頬骨の下や口元が広く窪む | もともとのボリューム不足 |
線状陥没 | 糸が通った場所が線のように凹む | 挿入層の誤り・張力 |
📌 核心要約:頬のこけはディンプリング、パッカリング、頬の窪み、線状陥没を包括する複合的な現象であり、タイプごとに原因と解決策が異なります。
⚙️ なぜ頬がこけてしまうのでしょうか?
原因はおおむねいくつかの要因に絞られます。浅い糸の挿入層、過剰な牽引張力、不適切なリフティングベクトル、もともとのボリューム不足、そして皮膚と皮下組織の癒着です。
スレッドリフトの目標挿入層は、皮下層またはSMAS(表在性筋膜)の隣接層です。この層を誤って浅すぎる位置に挿入すると、表面に凹凸が生じます。さらにリフティングベクトル、つまり糸を引っ張る方向がずれると、力が思わぬ方向へ偏り、陥没が現れます。
もう少し解剖学的な話をすると、コグ(Cog)糸のトゲ構造がリテイニングリガメント(保持靭帯)に引っかかった場合、頬骨の下に特徴的なこけが生じることがあります。組織を繋ぎ止めている靭帯にトゲが引っかかると、その部分が押しつぶされるように凹んでしまうのです。
また、吸収性の糸だからといって問題がすぐに解決するわけでもありません。糸は完全に吸収されるまで数ヶ月間体内に残り、吸収される過程でコラーゲンモデリングとともに癒着や繊維化反応が残ることがあります。
Blockquote:
📌 核心要約:浅い挿入層、過度な張力、誤ったベクトル、ボリューム不足、癒着が頬のこけを招く5大要因であり、施術設計の精緻さが決定打となります。
🧵 糸の種類によって頬のこけやすさは変わりますか?
糸は、吸収期間とコラーゲン誘導力において違いがあります。代表的な3種類を比較してみましょう。
糸の種類 | 吸収期間(参考) | 特徴 |
|---|---|---|
PDO(ポリジオキサノン) | 約6〜8ヶ月 | 最も広く使われている、吸収が早い |
PLLA(ポリ-L-乳酸) | 約12〜18ヶ月 | コラーゲン誘導効果が強い |
PCL(ポリカプロラクトン) | 約18〜24ヶ月 | 吸収期間が最も長い |
ただし、これらの数値は絶対的なものではなく、製品ごとの個体差が大きい参考範囲です。そして率直に言うと、「どの糸が最も頬のこけを起こしにくいか」を明確に断言できる比較データは、現時点では十分にありません。
頬のこけに直接関係しているのは、糸の形状のほうです。組織を物理的に引っ張るコグ糸が、ディンプリングや線状陥没の原因として最も頻繁に指摘されているからです。結局のところ、どの糸を使うかよりも、その糸をどの層に、どの方向へ、どれほどの張力でかけるかのほうが大きく影響します。
📌 核心要約:吸収期間はPDO<PLLA<PCLの順ですが製品の差が大きく、頬のこけは糸の種類よりもコグの形状や施術設計に大きく左右されます。
😟 私は頬がこけやすい「ハイリスク群」でしょうか?
スレッドリフトは引き上げる施術であり、満たす(ボリュームアップする)施術ではありません。そのため、もともとボリュームが不足しているお顔は、引き上げることでかえってこけて見えることがあります。施術前の評価が特に重要である理由はここにあります。
以下に該当する場合は、慎重に検討することをお勧めします。
頬の脂肪が少なく、皮膚が薄いお顔
頬骨が突出している、または頬骨の下が窪んでいる骨格
40代以降で中顔面の脂肪萎縮が進行している場合
過去に脂肪吸引・輪郭手術・過度なダイエットの経験がある
過去にスレッドリフトを受けた経験がある
付け加えると、脂肪を減少させる系統の施術を無理に組み合わせた場合、さらにボリュームが減って頬のこけが際立つ可能性があることも指摘されています。頬が薄い方であれば、施術の組み合わせ自体を事前に相談する必要があります。
📌 核心要約:頬の肉が少なく皮膚が薄い、あるいは頬骨の下が窪んでいるお顔はハイリスクであり、ボリューム不足タイプは引き上げる施術だけでは解決しません。
🛠️ 頬のこけは、どのように修正しますか?
まず強調したいのは、「とにかく糸を抜くこと」だけが正解ではないということです。修正方法は原因によって異なります。
初期のディンプリング・パッカリング → 通常2〜6週間ほど経過を観察。多くは自然に緩和されます。
張力が強すぎる場合 → 糸の張力調整、または部分的な除去
ボリュームが不足している場合 → ヒアルロン酸フィラーで窪んだ部分を補充
広範囲の頬の窪み・中顔面のボリューム喪失 → 自己脂肪移植で根本的に補完
皮膚が癒着して固着した陥没 → サブシジョン(皮下剥離術)で癒着を物理的に剥離
原則は単純です。たるみが原因ならリフトアップ、ボリュームが原因ならフィラーや脂肪移植、両方なら並行して行います。糸をさらに追加したからといって、凹みが埋まるわけではありません。
Onlifクリニックでもスレッドリフトを扱う際、この判断を最も重視しています。ボリュームが不足している方に糸だけで強く引き上げるのではなく、フィラーやスカルプトラ、超音波や高周波などの皮膚施術を組み合わせて設計し、自然なフェイスラインを作る方法を優先します。目・鼻・口の形を変えるのではなく、加齢によって崩れてしまった本来の輪郭を整えるアプローチだとお考えください。
ちなみに、中等度以上のたるみに対しては、切開を伴うフェイスリフト手術が挙げられることもあります。しかし、これは回復期間や身体への負担が大きく異なる別領域であり、Onlifはメスを入れるような美容整形手術は行っておりません。Onlifが推奨するアプローチは、あくまで皮膚科の観点に基づいた非手術の施術です。
📌 核心要約:修正は原因別に経過観察、張力調整、フィラー、脂肪移植、サブシジョンに分かれ、無条件での糸除去が正解とは限りません。
⏱️ いつまで様子を見て、いつ病院に行くべきですか?
時間の基準を整理してみましょう。施術直後の結果は、最終的な結果ではありません。腫れが引いて2〜4週間が経過して初めて、実際の仕上がりを評価することができます。
腫れ・内出血:通常数日〜2週間
初期のディンプリング・パッカリングの自然緩和:通常2〜6週間
4〜6週間以上持続、または悪化している場合は診察が必要
ただし、以下のサインが現れた場合は、期間に関わらず直ちにクリニックを受診してください。皮膚の変色、熱感、膿、発熱を伴う場合です。血流障害や感染症が疑われるため、決して放置してはいけません。
ダウンタイム中のセルフケアも結果に影響を及ぼします。施術後約1〜2週間は、口を大きく開けることや、硬い食べ物、強いマッサージ・コルギ、サウナ、激しい運動を避けることが一般的に推奨されます。
📌 核心要約:2〜4週間は仕上がりを見極める待機期間であり、4〜6週間以上続く場合は診察が必要、肌の変色・熱感・膿は即時来院のサインです。
❓ よくある質問
スレッドリフト後に頬がこけてしまったのですが、様子を見れば良くなりますか?それとも病院に行くべきですか?
初期のディンプリング(引きつれ)やパッカリングは、通常2〜6週間以内に自然に落ち着くケースが多いです。ただし、4〜6週間経っても変わらない、またはひどくなる場合は受診が必要です。変色・熱感・膿などの症状がある場合は、期間に関わらずすぐにクリニックへお越しください。
ディンプリングと、頬全体が窪む頬のこけは同じものですか?
異なります。ディンプリングは糸のコグ(トゲ)が1つの箇所を点で引っ張ることで生じる局所的な陥没ですが、頬のこけ(窪み)は頬骨の下や口元が広くへこんでしまうボリュームの問題です。原因が異なるため、修正方法も異なります。
頬にお肉がない痩せ型なのですが、スレッドリフトを受けても大丈夫ですか?
頬の肉が少なく皮膚が薄いお顔は、頬がこけやすい「ハイリスク群」に該当します。引き上げる力だけが作用するとかえってこけて見える可能性があるため、ボリュームの補充や肌治療を組み合わせるべきか、施術前に十分相談することをお勧めします。
頬のこけには、フィラー(ヒアルロン酸注入)を打てば解決しますか?
ボリューム不足が原因の頬のこけは、ヒアルロン酸フィラーで凹んだ部分を補うことで改善が期待できます。ただし、糸が挿入されている部位かどうか、癒着があるかによってアプローチが異なるため、まずは原因を診断した上で決定します。
糸を抜けば、頬のこけは元に戻りますか?
張力が強すぎて生じたディンプリングは、糸の調整や除去によって改善することがありますが、すでに癒着や繊維化が進んでいる場合は、除去するだけでは完全に元に戻らないことがあります。サブシジョンやボリューム補完が併せて必要になる場合があります。
頬のこけが片側だけに出てしまったのですが、なぜですか?
左右のお顔の構造の微細な違い、糸の挿入の深さや張力の差、表情筋の使い方のクセなどが原因として考えられます。左右非対称の陥没については、直接状態を確認した上で、正確な修正方針を立てる必要があります。
溶ける糸(吸収糸)を使っても、頬のこけが残ることはありますか?
はい。溶ける糸であっても完全に吸収されるまで数ヶ月間体内に留まります。その吸収過程で行われるコラーゲンモデリングとともに、癒着や繊維化反応が残ることがあります。溶けて無くなるからといって、副作用のリスクがゼロになるわけではありません。
スレッドリフトによる頬のこけ、クリニック選びの前に確認したいこと
同じ施術であっても、どこで・誰が・どのように行うかによって結果や回復プロセスは異なります。カウンセリングの際に以下の項目を直接確認しておくと判断の助けになります。
その施術を頻繁に行っているクリニックか — クリニックごとに得意とする施術は異なります。スレッドリフトやその修正を定期的に行っている場所かどうかを確認してみましょう。
使用する製品や機器を確認できるか — 製品名や正規品であるか(輸入許可された製品か、開封の確認手順があるかなど)をカウンセリングの段階で確認できるか聞いてみましょう。
費用の内訳を説明してくれるか — 総額だけを確認するのではなく、どの製品をどのくらい、どの範囲に使用するのか、詳しい説明を受けて納得した上で判断しましょう。
お顔全体を見てデザインしてくれるか — 同じ施術でも、お顔の骨格・肌の状態・左右の非対称性によって、挿入する位置や本数は変わります。
副作用や回復プロセスを事前に説明してくれるか — 期待できる効果ばかりをアピールするカウンセリングよりも、起こり得るリスクや対処法を併せて教えてくれるクリニックのほうが信頼できます。
施術後のアフターフォロー体制はあるか — 経過チェックの時期、万が一異常があった場合の連絡方法、再診の基準が明確に決められているか確認しておきましょう。
Onlifクリニックのスレッドリフトは、このように取り組んでいます
担当を細分化しています — 1人の医師がすべての施術を完璧に行うことは難しいという考えのもと、Onlifでは分野ごとに担当医師を分けて診療しています。
使用する製品・機器をカウンセリングで共に確認します — 使用する製品や、目の前での開封確認手順などをカウンセリングのプロセスで丁寧にご案内します。
費用は診断後に内訳と合わせてご案内します — 必要な部位、容量、範囲は人それぞれ異なるため、何にいくらかかるのかを明確に説明いたします。
お顔全体のバランスを見てデザインします — 肌のキメ、バランス、若々しさのサインという3つの軸でお顔を捉え、パーツの形を変えるのではなく、本来の魅力を邪魔している部分を整える方向で計画を立てます。
副作用やダウンタイムについて事前にお話しします — 期待できる変化だけでなく、個人差や生じ得る副作用、その対処法について施術前にしっかりとお伝えします。
施術後の経過を共に確認します — 回復期間中に確認や不安な点があれば、いつでもご来院やご相談いただける窓口をご案内しています。
スレッドリフト後の頬のこけでお悩みの方は、現在の状態から何が可能で、何が難しいのかをまず確認することをお勧めします。正確な診断と施術計画は、直接お顔を拝見する対面診療でのみ判断が可能です。江南(カンナム)のOnlifクリニックにて、カウンセリングからお気軽にご相談ください。
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