糸リフト
糸リフティングの原理、たった2つだけ理解すれば十分です
登録日

ブログの要約
糸リフトは、糸による物理的な引き上げとコラーゲン生成という2つの原理で作用します。PDO、PLLA、PCLといった糸の素材から、コグ(突起)付きの糸の構造、挿入する層まで、Onlifが分かりやすくまとめました。
ブログ目次
スレッドリフト(糸リフト)の原理は、実のところ2つの文章に要約されます。第一に、表面に突起(コグ)がある糸を皮膚の内側に引っ掛け、たるんだ組織を物理的に引き上げること。第二に、糸が組織に刺激を与えることでコラーゲンの再生を誘導し、時間が経ってもハリを維持すること。つまり、「今すぐ引き上がる効果」と「ゆっくりとハリが満ちていく効果」が一回の施術に同時に込められています。
そのため、スレッドリフトは糸を何本入れるかという勝負ではありません。どの層に、どの方向に、どこに固定するかが結果を左右します。この記事では、スレッドリフトがなぜ効果を出すのか、糸の素材や構造はどう違うのか、そしてどのようなたるみに適しているのかを分かりやすく整理してご紹介します。
🧵 スレッドリフトとは何ですか?
スレッドリフト(Thread Lifting)は、吸収性の糸を皮膚の下に挿入してたるんだ組織を引き上げ、同時にコラーゲン生成を刺激する非手術のリフトアップ施術です。切開せずに細い針(カニューレ)で糸を挿入するため、回復が比較的早いのが特徴です。
施術は局所麻酔状態で行われ、麻酔を含めておよそ20〜60分ほどかかります。 腫れや内出血などのダウンタイム症状は、通常3〜14日ほどで落ち着くことが多いです。
ポイントは挿入される位置です。糸は主に皮下脂肪層において、SMAS(表在性筋膜)の上部にかけて位置します。この層が顔のたるみを支える解剖学的な基盤であるため、リフトアップの方向性と維持力を左右します。
📌 要約:スレッドリフトは、切開せずに糸を挿入してたるんだ組織を引き上げ、コラーゲン再生を誘導する非手術のリフトアップ治療です。
⚙️ スレッドリフトの原理、2つのメカニズム
スレッドリフトの効果は、時間の経過に伴って2つの段階に分かれます。
第一は、即効性のある物理的な牽引(引き上げ)。 表面に微細な突起(コグ)が付いた糸を挿入すると、この突起が組織をトゲのように引っ掛けます。糸を引っ張る瞬間、たるんだ頬やフェイスラインが引き上がります。施術直後に鏡で確認できるのがこの効果です。
第二は、コラーゲン再生という長期的な効果。 糸が組織に入ると、体はこれを修復シグナルとして受け取ります。この際、線維芽細胞(Fibroblast)が活性化され、コラーゲンやエラスチンの合成が促進されます。この反応によって、糸の周辺に新しい支持組織が形成されます。
そのため、糸が完全に溶けた後もある程度効果が持続します。糸が消えたからといってすぐに元に戻るのではなく、再生されたコラーゲンが一定期間ハリを維持してくれるのです。
📌 要約:スレッドリフトは、コグ付き糸による即時の引き上げと、線維芽細胞の活性化によるコラーゲン再生という2つの力で機能します。
🔬 3つの糸素材、PDO・PLLA·PCLの違い
吸収性の糸は、素材によって体内で溶ける速度やコラーゲン刺激の強度が異なります。ここで重要なのは、「分解期間」と「効果の持続期間」は同じ意味ではないという点です。
素材 | 体内分解期間 | 特徴 |
|---|---|---|
PDO(ポリジオキサノン) | 約6〜8ヶ月 | 最も広く使われており、安全性データが豊富。効果維持:約6〜12ヶ月 |
PLLA(ポリ-L-乳酸) | 約12〜18ヶ月 | コラーゲン刺激がPDOより強く、長期的な効果が期待できる |
PCL(ポリカプロラクトン) | 約18〜24ヶ月以上 | 分解が最も遅く、維持力において最も優れている |
PDOは安全性が十分に検証されているため、基本の選択肢として多く選ばれます。より長い維持力や強いコラーゲン刺激を求める場合は、PLLAやPCLを検討することになります。どちらかが絶対的に優れているというわけではなく、お顔の状態や目的に合わせて組み合わせが変わります。
📌 要約:PDO(6〜8ヶ月)・PLLA(12〜18ヶ月)・PCL(18〜24ヶ月以上)は、分解速度とコラーゲン刺激の強度がそれぞれ異なります。
📐 コグ糸とモノ糸、何が違いますか?
糸は形状によっても分類されます。目的がまったく異なるからです。
コグ糸(コグスレッド)は、表面の突起(コグ)で組織を引っ掛けて引き上げるリフトアップ専用の構造体です。たるんだ頬やフェイスラインを実際に引き上げる役割を担います。突起の形状によって、成形コグ(モールドコグ)、コーン糸(中顔面部によく用いられるコーン構造)、スパイラル(螺旋状)糸などに細分化されます。
一方、モノ糸(モノスレッド)は、突起がないため引き上げる力は弱いですが、コラーゲン誘導や肌質の改善に用いられます。 網の目のように細かく挿入し、肌全体の質感を整える目的で使用します。
挿入する深さも結果を左右します。浅すぎると糸が透けて見えたり、ディンプル(皮膚の凹み)が生じたりし、深すぎると神経や血管を損傷するリスクが高まります。 そのため、正確な層を見極める手技が極めて重要です。
📌 要約:コグ糸は引き上げるリフトアップ、モノ糸はコラーゲン誘導と肌質改善用であり、それぞれ目的が異なります。
🆚 HIFU・高周波(RF)・フィラーとはどう違うのですか?
リフトアップ系の施術は、互いに代替手段であり補完し合う関係でもあります。それぞれ得意な領域があります。
HIFU(高密度焦点式超音波):熱エネルギーを深い層に集中させ、コラーゲン再生を促す非侵襲的な治療
高周波(RF)治療:熱で真皮層のコラーゲンを刺激し、肌のハリや引き締めに強みを持つ治療
フィラー(ヒアルロン酸など):失われたボリュームを補う目的で使用され、スレッドリフトと併用してたるみとボリュームを同時にケアする治療
スレッドリフト:たるんだ組織を即座に引き上げる「物理的な牽引」が核心
軽度から中等度のたるみには、回復の早い中間の選択肢としてスレッドリフトが適しています。 非常に深刻なたるみの場合は外科的手術(フェイスリフトなど)が検討されることもありますが、ダウンタイムや負担が異なるため、状態に合わせた判断が必要です。Onlifでは、切開手術ではなく皮膚科的観点からの非手術的アプローチでの改善を優先しています。
1つ注意すべき点として、HIFUなどの高熱を伴う治療は糸の分解を促進する可能性があるため、スレッドリフトの施術後、少なくとも2ヶ月は併用施術を避けることが推奨されます。
📌 要約:スレッドリフトは即時の引き上げが強みであり、軽度から中等度のたるみに適した、回復の早い非手術的な選択肢です。
🌿 Onlifのスレッドリフトは何が違うのですか?
Onlifのアプローチは明確です。糸をたくさん入れてただ闇雲に引き上げるのではなく、正確な位置に繊細に挿入すること。 糸の本数よりも、デザイン設計が先決であるという考え方です。
Onlifは、筋肉層・SMAS層・皮下脂肪・皮膚まで、各層の特徴を考慮した4重矯正方式でアプローチします。層ごとに果たす役割が異なるため、それぞれに合わせて細かく調整します。
引き上げる方向の設計、すなわち**リフティングベクトル(Lifting Vector)**もお顔立ちに合わせて調整します。横に広がった頬骨は垂直方向にナチュラルに、深刻なたるみは斜め方向にしっかりと引き上げ、余分なボリュームは逆方向に分散させるなどの工夫を行います。
さらに、リフトアップ区間と固定区間の比率を合わせるハーモニーバランスの概念を取り入れ、高い効果を出しながらも引きつれを抑える方向を目指しています。分野ごとにそれぞれが得意とする施術を担当する医師特技制も、こうした繊細さを支える基盤となっています。
Onlifが目指す美学は、目や鼻、口の形を変える整形ではありません。本来の美しさを覆い隠しているたるみやハリの低下をすっきりと取り除く、やりすぎないナチュラルな改善です。特に以下のような方に適しています。
たるんだ頬や二重あごのラインがお悩みの方
即効性のあるリフトアップ効果を求める方
レーザー系リフトアップだけでは物足りなさを感じていた方
切開の負担なく、自然なフェイスラインを手に入れたい方
📌 要約:Onlifのスレッドリフトは、本数よりも位置・層・方向の設計を優先する4重矯正とベクトルデザインが特徴です。
⚠️ 副作用と施術後の注意事項
スレッドリフトも医療施術であるため、相応の反応やリスクが存在します。代表的なものとして、ディンプル(皮膚の凹み・ひきつれ・凸凹)、左右差、感染、糸の露出などが挙げられます。これらの多くは、挿入する層やベクトルの設計、すなわち施術者の熟練度に左右されます。
ある研究(61名を対象)では、感染が31.2%、施術後の不満足が23%、感覚異常が19.7%、皮膚の凹みが16.4%報告されています。これらはサンプル数の少ない後方視的データであるため、絶対的な数値として捉えるのではなく、可能性を示す参考値としてご覧いただくのが適切です。
一方で、40〜60代の施術経験者を対象としたアンケートでは、63.9%(大いに満足 11.8% + 満足 52.1%)が効果に満足していると回答しており、近年では20〜30代の施術も増え、全体の46%水準にまで拡大している傾向にあります。
施術後は、一定期間、口を大きく開ける動作、強いマッサージ、サウナ、激しい運動を避けることをお勧めします。 抗凝固作用のあるアスピリン、ワファリン、高用量オメガ3、ビタミンEなどは、施術前に処方医や担当医に服用の調整についてご相談ください。
📌 要約:ディンプル、感染、左右差などのリスクがあり、結果は施術の設計とアフターケアに大きく左右されます。
❓ よくある質問 (FAQ)
糸が溶けると、リフトアップ効果も完全に消えてしまいますか?
いいえ、そんなことはありません。糸が分解された後も、その過程で再生されたコラーゲンが一定期間ハリを維持してくれます。ただし、個人差が大きく、たるみの程度によって持続期間は異なります。
PDO・PLLA・PCLのうち、どの糸を選ぶべきですか?
正解は一つではありません。PDOは安全性データが豊富で基本として広く用いられますが、より長い持続力や強いコラーゲン刺激を求める場合はPLLAやPCLを検討します。お顔の状態や目標に合わせて最適な組み合わせが変わるため、カウンセリングで決定することをお勧めします。
施術後にディンプル(皮膚の凹み)ができました。自然に消えますか?
初期の軽微な凹みは、腫れが引き、糸が馴染むにつれて軽減されるケースが多いです。ただし、凹みが長引いたり顕著であったりする場合は、放置せず、施術を受けたクリニックで状態を確認してもらってください。
スレッドリフトの後にHIFUや高周波治療を併用して受けても大丈夫ですか?
高熱を加える治療は糸の分解を早めるリスクがあるため、スレッドリフト後は少なくとも2ヶ月間は併用を避けることが推奨されます。併用する順番や間隔については、必ず担当医にご相談ください。
頬にお肉が多くて重いタイプですが、効果は期待できますか?
組織が重いほど糸にかかる負担が大きくなるため、糸の本数よりも、挿入する層と固定方法の設計がさらに重要になります。たるみの程度によっては他の施術との組み合わせが有効な場合もありますので、事前の診断が必要です。
男性もスレッドリフトを受けられますか?
可能です。ただし、男性は皮膚が厚く、皮下脂肪や筋肉の分布が異なるため、糸の選択やベクトルの設計において、女性とは異なるアプローチをとることが一般的です。
代表電話
1588-8171
アクセス
ソウル特別市瑞草区江南大路399 モンテッソーリビル2、4、5階
(2号線/新盆唐線 江南駅9、10番出口)