糸リフト
糸リフト(スレッドリフト)の麻酔、必ず睡眠麻酔にすべき?痛みと安全性のまとめ
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ブログの要約
糸リフトの麻酔は、麻酔クリーム(塗布麻酔)+局所浸潤麻酔(リドカイン)が基本です。静脈麻酔(睡眠麻酔)の必要性、痛み管理、エピネフリン(血管収縮剤)の注意事項、緊急症状まで分かりやすくまとめました。
ブログ目次
スレッドリフト(糸リフト)の麻酔は、一般的に塗布麻酔(麻酔クリーム)と局所浸潤麻酔(リドカイン注射)を併用する方式が標準です。まず皮膚にクリームを塗って針が刺さる瞬間のチクッとする痛みを和らげ、その上からリドカインを注射して糸が通る層まで感覚を鈍くさせる、という手順で行われます。静脈麻酔(睡眠麻酔)は必須ではなく、選択オプションです。
多くの方が「静脈麻酔をしないと痛いし、安全ではない」と考えがちですが、必ずしもそうではありません。スレッドリフトは挿入する深さが浅く、施術時間も通常20〜60分程度であるため、局所麻酔だけで十分に耐えられるケースがほとんどです。むしろ、静脈麻酔には呼吸抑制、絶食、回復時間といったリスクや負担が伴います。そのため、重要なのは「どちらの麻酔がより強力か」ではなく、自身の施術範囲や身体の状態に合った麻酔を選ぶことです。
💉 スレッドリフトの麻酔、基本はどのように行われますか?
スレッドリフトにおける主な麻酔は局所浸潤麻酔です。施術部位の皮下に麻酔剤を注入し、その部分だけの感覚を遮断する方式です。ここに注射前のチクッとする痛みを軽減するため、補助として塗布麻酔クリームを併用します。
塗布麻酔クリーム(エムラクリームなど)はリドカインとプリロカインが配合された製品で、効果を出すには施術の20〜60分前にあらかじめ塗っておく必要があります。ただし、60分塗布しても約3mmの深さまでしか麻酔効果が届かないため、皮下に糸が入る際の痛みまでクリームだけで防ぐことは困難です。クリームはあくまでも注射の痛みを和らげるための導入役にすぎません。
核となる薬剤は**リドカイン(Lidocaine)**です。注入後1〜5分で速やかに効果が発現し、単独使用の場合、約30〜60分間効果が持続します。広範囲に糸を挿入する場合は、持続時間の長い**ブピバカイン(約3〜8時間持続)**を併用することもあり、神経の通り道をブロックする神経ブロック麻酔を補助的に使用することもあります。
📌 要点まとめ:スレッドリフト麻酔の標準は「塗布麻酔クリーム + リドカイン局所浸潤麻酔」の組み合わせであり、クリーム単独では痛みを遮断することは困難です。
😴 静脈麻酔は必ず受けるべきですか?
結論から言うと、静脈麻酔は必須ではありません。プロポフォールやミダゾラムを静脈内に投与して意識を朦朧とさせる「意識下鎮静法」ですが、スレッドリフトのように範囲が広くない施術では、局所麻酔だけでも十分に耐えられることが多いです。
局所麻酔で意識がある状態にはメリットもあります。施術中に医師と会話ができるため、引っ張られる感覚や表情の自然さを確認しながら、仕上がりをより細かく調整することができます。眠っている間は、このようなフィードバックを行うことができません。
もし静脈麻酔を選択する場合は、守るべき条件が多くなります。プロポフォールは呼吸を抑制するリスクがあるため、酸素飽和度のモニタリングが不可欠であり、事前の絶食制限も守らなければなりません。ASA(米国麻酔科学会)の基準では、澄んだ水は最低2時間前、軽い食事や牛乳は6時間前、脂肪分の多い食事や肉類は8時間以上の絶食が推奨されています。
区分 | 局所麻酔 | 静脈鎮静麻酔 |
|---|---|---|
意識 | 覚醒状態 | 低下(うとうとした状態) |
絶食 | 不要 | 必要(2〜8時間) |
回復 | ほぼ即時 | 1〜2時間の経過観察 |
施術中のコミュニケーション | 可能 | 困難 |
追加モニタリング | 少ない | 呼吸・酸素モニター必須 |
静脈麻酔を受けた後は、判断力や反射速度が一時的に低下するため、当日の運転は禁止され、付き添いの方の同行が推奨されます。
📌 要点まとめ:静脈麻酔は「より安全な選択肢」ではなく「より負担の大きい選択肢」です。施術範囲や不安の程度に応じて、医師と相談して決定してください。
📏 リドカインはどのくらいの量なら安全に使えますか?
麻酔薬も過剰になれば毒となります。そのため、投与量の計算が重要です。リドカインの最大許容量は、エピネフリン(血管収縮剤)を添加しない場合は約4.5mg/kg(最大300mg)、添加する場合は約7mg/kg(最大500mg)程度とされています(ガイドラインによって多少の差があります)。
濃度計算も合わせて考慮する必要があります。1%リドカインは1mLあたり10mg、2%は1mLあたり20mgの成分が含まれています。例えば、1%リドカインを10mL使用すると、100mgを投与したことになります。過量投与を防ぐためには、濃度と総量の両方を把握する必要があります。
ここで頻繁に登場するのが**エピネフリン(Epinephrine)**です。血管を収縮させることで出血を抑え、麻酔効果を2〜6時間まで引き延ばします。ただし、コントロール不良の高血圧、重篤な不整脈、狭心症や最近心筋梗塞を起こした方、甲状腺機能亢進症、一部の抗うつ薬を服用中の方は注意が必要です。心血管系に負担をかける可能性があるためです。
注射自体の痛みを和らげる方法もあります。麻酔薬を体温近くまで温めて使用する、極細の針でゆっくりと注入する、あるいはリドカインに炭酸水素ナトリウムを混ぜて酸性度を緩和(中和)するといったアプローチです。こうした細やかな配慮が、体感する痛みの違いを生み出します。
📌 要点まとめ:リドカインは濃度と総量を同時に計算して過量を避ける必要があり、エピネフリンの併用は心血管疾患のある方には注意が必要です。
⚠️ 麻酔の副作用と緊急事態、知っておくべきことは?
稀ではありますが、必ず知っておくべきリスクが**局所麻酔薬全身中毒(LAST)**です。麻酔薬が血液中に過剰に吸収されることで発生し、初期症状には非常に特徴的な兆候が現れます。
口の周りのしびれ、金属味(メタリックな味)
耳鳴り、めまい
理由のない不安感
症状が進行すると、痙攣 → 不整脈 → 心停止へと至る可能性があります
このような異変を感じたら、我慢せずにすぐに医療スタッフに伝えてください。LASTが発生した場合は、解毒治療薬である脂肪乳剤(Lipid Emulsion)の投与が必要となるため、こうした緊急医薬品が常備されているクリニックで施術を受けることが安全です。
一方で、麻酔後の動悸やめまいを経験して「自分は麻酔アレルギーなのでは」と心配される方が多いですが、アミド型リドカインに対する本物のアレルギーは極めて稀です。過去に歯科麻酔で動悸がした経験がある場合、それはエピネフリンに対する反応か、あるいは注射への恐怖心による迷走神経反射性失神、パニック発作であった可能性が高いです。真のアレルギーとの判別が重要ですので、過去の反応について具体的に医師にお伝えください。
施術前には、必ず申告しなければならない事項があります。アスピリン、ワルファリン、クロピドグレルなどの抗凝固薬・抗血小板薬は、出血や血腫のリスクを高めます。また、アレルギー歴や過去の麻酔トラブルも、麻酔計画を変更するための重要な情報となります。
施術後に以下の症状が現れた場合は、ためらわずにすぐクリニックへ連絡してください。
息苦しさや胸が締め付けられるような感覚
口の周りのしびれ・金属味・痙攣
止まらない出血や、急速に広がる内出血(青あざ)
片側だけが激しく腫れ、痛みが治まらない
発熱、化膿、広がる赤み(感染の兆候)
長引く感覚異常(しびれ・感覚麻痺)
📌 要点まとめ:口の周りのしびれや金属味といったLASTの初期兆候、および感染・出血の症状が現れた場合は、直ちに医療スタッフに連絡する必要があります。
🏥 麻酔の環境、どこで受けるかがなぜ重要なのでしょうか?
静脈麻酔を選択する場合、麻酔の管理に専念し、患者の状態を監視する専任のスタッフがいるかどうかが極めて重要になります。あるデータによると、韓国国内の美容外科・皮膚科クリニック2,777か所のうち、麻酔専任のスタッフが勤務しているところは84か所、約3%に過ぎないという数値が提示されたことがあります(2026年7月基準)。
この数字が意味するものは明白です。静脈麻酔を受けるのであれば、鎮静中の呼吸やバイタルサインを専任で監視する人員がいるか、緊急用の薬剤や救急設備が整っているかを事前に確認しておくことが望ましいです。
逆の見方をすれば、局所麻酔で十分に対応できる施術を、あえてリスクを高めてまで静脈麻酔に変更する必要はないということでもあります。スレッドリフトのように挿入する深さや範囲が限定的な施術は、局所麻酔を中心にアプローチすることが、身体への負担を減らす賢明な方法です。
Onlif美容クリニックは、皮膚科医の視点に基づいたメスを使わないリフトアップ治療を目指しています。スレッドリフトをはじめ、超音波HIFU、高周波RF、オールタイトリフティングなどの施術において、「たるみ・ハリの低下」という肌の悩みを、不自然に変えるのではなく、本来の若々しさを引き出す方向でアプローチします。各分野で最も得意とする施術を医師が担当する「医師特化制」を導入しているのも、こうした考えに基づいています。
📌 要点まとめ:静脈麻酔は専任の監視スタッフと救急体制が整った環境で受けるべきであり、局所麻酔で十分な施術においては、無理に深い麻酔へと変更しないことが賢明です。
❓ よくある質問
スレッドリフトではどのような麻酔を行いますか?局所麻酔だけで十分ですか?
塗布麻酔クリームとリドカイン局所浸潤麻酔を併用するのが標準的です。スレッドリフトは挿入する層が浅く、施術時間も20〜60分程度のため、ほとんどの場合は局所麻酔だけで十分です。施術範囲が広い場合は、神経ブロックや持続時間の長い麻酔薬を併用することもあります。
麻酔クリームを塗るだけで、スレッドリフトは痛くなくなりますか?
クリームだけでは不十分です。60分塗布しても約3mmの深さまでしか効果が及ばないため、皮下を糸が通る際の痛みは防げません。クリームはあくまで注射の痛みを軽減する補助的な役割であり、実際の痛み遮断はリドカイン注射が担います。
静脈麻酔は局所麻酔よりも安全ですか?
そうではありません。静脈麻酔には、呼吸抑制のリスク、絶食制限、回復時間の確保など、追加の心身への負担が伴います。局所麻酔は施術中に医師とコミュニケーションが取れるため、仕上がりを細かく微調整できるというメリットもあります。「効果が強い」ことが「より安全である」ことを意味するわけではありません。
静脈麻酔の前には、どれくらいの絶食時間が必要ですか?
ASA基準では、澄んだ水は最低2時間前、軽い食事や牛乳は6時間前、油っこい食事や肉類は8時間以上の絶食が推奨されています。絶食が守られないと、鎮静中に胃の内容物が逆流して誤嚥するリスクが高まるため、指示された時間は必ず守ってください。
高血圧や心臓疾患がある場合、麻酔に問題が生じますか?
エピネフリンが添加された麻酔薬は血管を収縮させるため、心血管系に負担を与える可能性があります。コントロール不良の高血圧、重篤な不整脈、狭心症、最近心筋梗塞を起こした経験、甲状腺機能亢進症などがある場合は、必ず事前に医師に伝え、麻酔薬の種類を調整する必要があります。
過去に歯科麻酔で動悸がしたのですが、麻酔アレルギーでしょうか?
アレルギーである可能性は低いです。リドカインに対する真のアレルギーは非常に稀で、動悸の多くは添加されているエピネフリンに対する反応か、注射に対する恐怖による血管迷走神経反射によるものです。当時の状況を具体的にお伝えいただければ、適切な判別を行う手助けになります。
麻酔中にめまいがしたり、口の周りがしびれたりしたらどうすればよいですか?
直ちに医療スタッフに伝えてください。口の周りのしびれ、金属味、耳鳴りは、局所麻酔薬全身中毒(LAST)の初期サインである可能性があります。早期に投与を中止して適切な対処を行えば、ほとんどの場合は安全に管理できますので、我慢せずに教えてください。
局所麻酔の後、すぐに運転しても大丈夫ですか?
局所麻酔のみで行った場合は、通常、すぐに日常生活に戻ることができ、車の運転も可能です。ただし、静脈麻酔を受けた場合は判断力や身体の反応が低下しているため、当日の運転は禁止されており、付き添いの方の同行を推奨しています。
糸の種類によって麻酔の方法は変わりますか?
変わることがあります。糸の太さやトゲ(コグ)の有無、挿入する深さによって、必要な麻酔量や痛みのレベルが異なります。広範囲に糸を入れる場合は、神経ブロックや持続時間の長い麻酔薬を併用することもあるため、施術プランに合わせて麻酔方法を医師と相談するのがベストです。
スレッドリフトの麻酔、クリニックを選ぶ前に確認すると良いこと
同じ施術であっても、「どこで・誰が・どのように行うか」によって、結果やダウンタイムの経過は変わってきます。カウンセリングの際に以下の項目を直接確認してみると、信頼できるクリニックかどうかを判断する目安になります。
その施術を頻繁に行っているクリニックか — クリニックによって得意とする分野は異なります。スレッドリフトやその麻酔管理を日常的に行っている場所かどうかを確認してみましょう。
使用する製品や機器を確認できるか — 使用する製品名や正規品であるかどうか(輸入許可製品であるか、目の前での開封確認手順があるかなど)をカウンセリングで確認できるか聞いてみましょう。
費用の内訳を明確に説明してくれるか — 総額だけを提示されるのではなく、どの製品をどのくらいの量、どの範囲に使用するのかについて、納得のいく説明を受けることが重要です。
顔全体のバランスを考慮してデザインしてくれるか — 同じ施術であっても、骨格、肌の状態、左右の非対称性によって、糸を入れる位置や本数は変わります。
副反応やダウンタイムの経過を事前に説明してくれるか — 期待できる効果ばかりをアピールするカウンセリングよりも、起こり得る副反応やトラブル時の対処法をあらかじめ丁寧に説明してくれるクリニックの方が安心です。
施術後のアフターケアや連絡体制が整っているか — 経過観察の時期、万が一異変があった際の連絡方法、再診の基準などが明確に定められているか確認しておきましょう。
Onlif美容クリニックのスレッドリフト麻酔への取り組み
担当医の専門分化を徹底しています — 一人の医師がすべての施術を万能に行うことは難しいという考えのもと、Onlifでは分野ごとに専任の医師を配置して診療を行っています。
使用する製品や機器をカウンセリング時に提示します — 使用する製品の安全性や、目の前での開封確認手順について、施術前のカウンセリングで丁寧にご案内します。
費用は的確な診断の後に、内訳とともにご提示します — 必要な部位や量、範囲は一人ひとり異なるため、何にどれだけの費用がかかるのかを分かりやすくご説明します。
顔全体のバランスを緻密に分析してデザインします — 肌のキメ、左右の調和、若々しさの指標となる立体感の3つの軸からアプローチし、顔の形を別人に変えるのではなく、本来の美しさを損ねている要因を整える方向で治療を計画します。
想定される副反応や経過を事前にお伝えします — 期待できる効果とともに、個人差、発生し得るダウンタイムや副作用、それらへの具体的な対処法を施術前にしっかりご説明します。
施術後の経過を責任を持って見守ります — 回復期間中に少しでも気になることがあれば、いつでもご相談いただける再診体制と専用の窓口をご案内しています。
スレッドリフトの麻酔について悩まれているなら、まずは現在の状態において「どのようなアプローチが可能で、何が難しいのか」を正しく把握することから始めるのがおすすめです。正確な診断と施術計画は、対面での診察を通してのみ可能となります。ぜひ江南(カンナム)のOnlif美容クリニックにて、詳しいカウンセリングでお確かめください。
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