糸リフト
糸リフト、本当に効果はある?糸の種類から副作用まで徹底解説
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ブログの要約
糸リフトの原理、PDO・PLLA・PCL糸の違い、効果の持続期間、ディンプルなどの副作用から再施術の時期までを一度にまとめた実践ガイドです。
ブログ目次
糸リフト(スレッドリフト)とは?なぜ多くの人が受けているのか
糸リフトは、医療用の吸収性スレッド(糸)を皮膚の下に挿入し、たるんだ組織を物理的に引き上げると同時に、糸が溶ける過程でコラーゲンの生成を刺激する非手術的なリフトアップ施術です。 つまり、引き上げる力とコラーゲン、この2つが同時に作用すると考えればわかりやすいでしょう。
施術直後は糸が組織を引っ掛けて引き上げるため、すぐにリフトアップ効果が実感できます。一方で、ハリ(弾力)が戻ってくる感覚は少し時間がかかります。通常4〜12週間をかけて、徐々に現れてきます。施術時間は30〜60分程度で、ほとんどの場合、当日〜3日以内に日常生活に戻ることができます。
参考として、市場も急速に拡大しています。世界のスレッドリフト市場は、2026年の約1億5,363万ドルから年平均10.49%で成長し、2031年には約2億5,314万ドルに達すると予測されています。韓国国内でも20〜30代の割合が46%に達するほど、若い世代の需要が増えています。
📌 ポイント:糸リフトは「物理的牽引 + コラーゲン刺激」の2つのメカニズムで働き、即効性のある効果と徐々に現れる効果を併せ持っています。
🧵 糸の素材と形状、何が違うの?
糸リフトに使用される糸は、大きく2つの軸に分かれます。何で作られているか(素材)、そしてどのような形をしているか(形状)です。この2つが、効果の持続期間とリフトアップの強度を大きく左右します。
素材:PDO、PLLA、PCL
吸収性スレッドの代表的な素材は以下の3つです。
素材 | 吸収・効果期間 | 特徴 |
|---|---|---|
PDO(ポリジオキサノン) | 吸収 6〜8ヶ月、効果約1年前後 | 最も一般的、しなやかで扱いやすい |
PLLA(ポリ乳酸) | より緩やかな分解 | コラーゲン刺激が強い、やや硬めで異物感が生じる可能性あり |
PCL(ポリカプロラクトン) | 18〜24ヶ月以上 | 最もゆっくり溶け、効果の持続が最も長い |
PDOは入門用としてよく使われます。より長く、より強力なコラーゲン効果を求める場合は、PLLAやPCLを検討することになります。ただし、PLLAは硬めの素材であるため、人によっては異物感を感じることがあります。
形状:モノスレッド、コグスレッド、コーンスレッド
モノスレッド(Mono):トゲ(突起)のないシンプルな糸。引き上げるよりも、肌のハリや小じわの改善が目的です。
コグスレッド(Cog):トゲ(コグ)があり、たるんだ組織を直接引っ掛けて引き上げます。即効性のあるリフトアップの決め手となります。
コーンスレッド(Cone):円錐形の構造物で組織を360度支えることで、強力なリフトアップ効果を狙います。
糸リフトの即効性のある牽引力は、コグスレッドのトゲが皮下脂肪層や繊維組織に引っ掛かることで生まれます。 使用する糸の数は、部位やたるみの程度によって異なりますが、通常4〜20本程度です。
率直に申し上げますと、仕上がりは糸の種類よりも「スレッドを挿入する深さ(層)・方向・テンション(引っ張り具合)」、そして「施術者の解剖学的な熟練度」に大きく左右されます。良い糸を使うこと以上に、施術者の技術が重要です。
📌 ポイント:素材(PDO・PLLA・PCL)は持続期間を、形状(モノ・コグ・コーン)は引き上げ強度を決定しますが、最も重要な変数は「医師の技術」です。
⏳ 効果はどのくらい持続し、いつ次の施術を受けるべき?
効果の持続期間は、素材や個人差によって通常6〜24ヶ月です。 PDOは約1年、PCLは2年近くの効果を期待できます。
ここでよくある誤解を一つ。「糸が溶けたら、元のたるんだ状態に逆戻りするのでは?」という疑問です。実際はそうではありません。コラーゲンは、糸が分解される過程で生じる微細な炎症(線維化プロセス)によって生成されるため、糸が完全に吸収された後も、一定期間ハリや弾力効果が残ります。
再施術のタイミングについても気になるところでしょう。効果が約50%ほど残っている時期(通常、施術後1年~1年半)に再び受けると、より自然に効果を維持できるという臨床的な推奨があります。効果が完全に切れてしまう前に、定期的なケアを重ねた方がより効果的です。
また、「糸リフトを繰り返すと皮膚が余計にたるむ」という噂がありますが、これは誤解に近いです。適切な間隔で繰り返せば、むしろコラーゲン生成が絶えず刺激されるというメリットがあります。ただし、無理な頻度での施術は避けるべきですので、これについては後ほど詳しく解説します。
📌 ポイント:効果は6〜24ヶ月持続し、効果が50%ほど残っている段階での再施術が推奨されます。糸が溶けた後も、生成されたコラーゲンによる効果は一部残ります。
🆚 ウルセラ(HIFU)、フィラー(注入系)、切開リフト(フェイスリフト)との違いは?
リフトアップ治療には多くの種類があり、迷ってしまいます。重要なのは、それぞれ得意とするアプローチが異なるという点です。
施術 | メカニズム | このような方におすすめ |
|---|---|---|
スレッドリフト(糸リフト) | 糸による直接的な牽引 + コラーゲン生成 | 中等度のたるみ、フェイスラインの引き締め |
HIFU(ウルセラ・シュリンクなど) | 超音波の熱によるコラーゲン再生 | 弾力低下、顔全体のタイトニング |
高周波(サーマクールなど) | 高周波の熱によるタイトニング | 皮膚・皮下組織の引き締め、他治療との併用推奨 |
ヒアルロン酸フィラー | ボリューム減少の補正(注入) | こけや凹みの改善 |
切開リフト(フェイスリフト) | SMAS層の手術による引き上げ | 深刻なたるみの改善、5〜10年以上の持続効果 |
切開リフト(フェイスリフト)は効果が5〜10年以上持続しますが、手術に伴う肉体・精神的な負担(ダウンタイムなど)が大きくなります。糸リフトは1〜2年と持続期間こそ短いものの、回復が非常に早いです。たるみがかなり深刻な場合、糸リフトだけで切開リフトと同等の効果を完全に代替するのは難しいということは覚えておきましょう。
ほうれい線のように「ボリュームの減少」と「顔中部のたるみ」が同時に起こっている場合は、糸リフトにフィラー注入を組み合わせる併用治療が効果的です。また、エラや肩などにはボトックスを併用することで、より高い小顔・フェイスライン補正のシナジー効果が得られます。ウルセラやサーマクール(高周波)といった熱補正デバイスと一緒に施術することもあります。
なお、顔の脂肪量が多い場合は、糸の牽引力が十分に維持できないことがあります。その場合は、脂肪溶解、小顔注射(輪郭注射)、高周波などのアプローチを先に検討するのが現実的です。
📌 ポイント:糸リフトは、中等度のたるみの引き上げやフェイスラインの引き締めに優れています。深いたるみには切開リフト、ボリューム改善にはフィラー、肌の引き締めにはHIFUがより適しています。
⚠️ 副作用と施術前後の注意事項
まずはよくある一時的な症状から。内出血、腫れ、ディンプル(引きつれ・凹み)、ツッパリ感などは頻繁に見られますが、ほとんどが1〜2週間、ディンプルは2〜4週間以内に落ち着きます。 麻酔は一般的に局所麻酔などを使用するため、痛みは最小限に抑えられます。
一方で、以下のようなサインが現れた場合は注意が必要です。
激しい痛みが続く
発熱、化膿(腫れが悪化する)、糸の露出
皮膚の色の変化、異常な感覚低下
これらは緊急のトラブルである可能性があるため、すぐにクリニックを受診してください。
施術前は、出血リスクを高める薬剤やサプリメントの摂取を一時的に控えるなどの調整が必要です。アスピリン、抗凝固薬、高用量のビタミンE、オメガ3などについては、必ず医師に相談してください。
施術後1〜2週間は、顔への強いマッサージ、顔筋の強い摩擦、サウナ、激しい運動、飲酒、喫煙を避けて過ごしてください。また、紫外線対策と十分な保湿も効果を維持する上で大切です。
ただし、誰もが気軽に受けられる施術というわけではありません。ケロイド体質、免疫低下状態、管理されていない糖尿病、妊娠・授乳中の方、抗凝固薬を服用されている方などは慎重に検討する必要があります。 糖尿病や喫煙習慣は、コラーゲン自体の生成能力を低下させる原因にもなります。
また、繰り返しの施術が必ずしも良い結果につながるとは限りません。あまりに短期間に繰り返すと、皮膚内部の線維化・癒着、糸の残留物の蓄積、感染症リスクなどが高まります。適切な施術間隔を守ることが重要です。吸収性の高い糸はMRI検査に大きな支障をきたすことは少ないですが、念のため検査前には実施医療機関に糸リフトをしている旨をお伝えください。
最後に、よくある誤解をまとめます。「溶ける糸だから副作用は皆無である」、「永久に効果が持つ」、「切開リフトを完全に代替できる」—このいずれも事実ではありません。
📌 ポイント:内出血や凹み(ディンプル)は、時間の経過とともに改善しますが、発熱・化膿・糸の露出が見られた場合はすぐに受診が必要です。ケロイド体質や免疫低下中の方は慎重に判断してください。
🙋 よくある質問(FAQ)
糸リフトは、どのような仕組みで効果を発揮するのですか?
トゲ(コグ)のついた糸がたるんだ皮膚の組織を物理的に引き上げる即効性のある効果と、糸が皮膚の中でゆっくり溶けていく過程でコラーゲンの働きを活性化する持続的な効果の両方が作用します。そのため、施術直後と、数週間が経過した頃とでは肌のハリ感などが違って見えます。
PDO、PLLA、PCLの中で、どのスレッドが自分に合っていますか?
PDOはもっともポピュラーで素材がしなやかであるため、初めて挑戦する方におすすめです。さらに高いコラーゲン活性化効果を求める方はPLLA、効果をより長持ち(18〜24ヶ月以上)させたい方はPCLが適しています。最終的なスレッドの選択は、現在のたるみ具合や肌の状態を踏まえて医師とカウンセリングの上で判断されることをお勧めします。
効果は、施術直後から実感できますか?
糸による物理的な引き上げ(牽引)効果は、施術した直後から実感いただけます。コラーゲンの再生に伴うお肌のハリ感やうるおい改善は、およそ4〜12週間ほどかけて緩やかに現れてきます。
効果はどのくらい持続しますか?糸が溶けると元の状態に戻るのでしょうか?
糸の素材や患者様の肌状態などにより異なりますが、一般的に6〜24ヶ月程度です。なお、糸が消えてしまった後も、施術に伴って新生されたコラーゲンネットワークが残るため、一気に元のたるんだ皮膚に急降下するようなことはありません。
施術後の内出血や腫れはどれくらいで収まりますか?
個人差はありますが、通常は1〜2週間ほどで収まります。施術直後に部分的な凹み(ディンプル)が見られる場合もありますが、多くは2〜4週間ほどかけて自然に肌に馴染んで消えていきます。
再施術(メンテナンス)はどのくらいの間隔が推奨されますか?
前回の効果が約半分(50%)程度に落ち着いてきたと感じる頃(通常は施術から1年〜1年半経過した頃)が推奨されます。効果をゼロに戻さずに重ねることで、自然な若返りをキープしやすくなります。ただし、あまりに頻繁すぎる施術は肌内部の過度の線維化を招くため推奨されません。
顔の脂肪が多い状態でも、効果を実感できますか?
脂肪重量が多いと、重みによって糸だけでフェイスラインをキープするのが困難になる場合があります。その場合はあらかじめ脂肪溶解注射や輪郭注射、高周波アプローチを先行して行うか、併用治療を組み合わせることをお勧めします。
たるみが多いのが悩みですが、糸リフトだけでも切開(フェイスリフト)のような変化を出せますか?
同じレベルの変化を出すのは困難です。重度のたるみ現象には、SMAS筋膜そのものを引っ張って余剰な皮膚を切り取る「切開フェイスリフト」がより適しており、持ちも5〜10年と圧倒的です。糸リフトは、中等度のたるみをすっきり整えたり、美肌力をプラスすることに適しています。
ヒアルロン酸注入やボトックスと、同じ日に治療を受けられますか?
同日の併用治療は非常に人気があり、高い相乗効果をもたらします。ほうれい線の凹みにはヒアルロン酸、エラの張り軽減にはボトックスを追加配置するのが典型的です。ただし、施術部位の順番や同時進行の安全判断は医師の診断に委ねる必要があります。
治療前に使用を中断すべきお薬等はありますか?
アスピリンや坑凝固薬、高濃度ビタミンE、オメガ3等のように、血液をサラサラにして出血のリスクを高める成分を含んだインナーケア製品、薬品等は必要に応じて事前に主治医および施術医師と服用継続の相談を行ってください。
糸リフト後にMRI検診を受けても問題はありませんか?
溶ける医療用の非金属スレッドですので、基本的にはMRI画像の乱れやお怪我を招くなどのリスクはありません。ただし万全を期すために、画像診断前のカウンセリングシート等には必ず美容皮膚施術(糸リフト)の履歴を申告してください。
代表電話
1588-8171
アクセス
ソウル特別市瑞草区江南大路399 モンテッソーリビル2、4、5階
(2号線/新盆唐線 江南駅9、10番出口)