糸リフト
糸リフトの持続期間、糸の種類によってこのように変わります
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ブログの要約
糸リフトの持続期間は、糸の種類によって6ヶ月から4年まで異なります。PDO・PLLA・PCLの糸ごとの持続力と、効果を長持ちさせるケア方法をまとめました。
ブログ目次
スレッドリフト(糸リフト)の維持期間は、通常 6ヶ月から2年程度です。しかし、この数字だけで一括りにするには、かなり多くの変数があります。どのような糸を使用するのか、糸の構造はどのようになっているのか、肌の状態はどうかによって、実際に体感できる期間は大きく異なります。最も大きな分かれ道は、糸の種類です。PDOは6〜12ヶ月、PLLAは12〜24ヶ月、PCLは18ヶ月から長ければ4年まで維持されることもあります。
ここで、必ず押さえておきたいポイントが一つあります。 糸が溶ける期間と、リフティング効果が維持される期間は別物だということです。糸がすべて吸収されたからといって、その日に効果が消えるわけではありません。糸が肌の中で刺激を与えている間に生成されたコラーゲンが、糸が消えた後もしばらくの間ハリをキープしてくれるからです。
🧵 スレッドリフトとは何か、なぜ維持期間が糸ごとに異なるのか
スレッドリフト(Thread Lifting)とは、特殊に加工された医療用の糸を肌の中に挿入し、たるんだ組織を引き上げ、その刺激によってコラーゲン生成を誘導する施術です。切開が必要なく、回復が早い点が大きなメリットです。
効果は二つの経路から現れます。一つは、糸が組織を物理的に引っ張る 即効性のある牽引効果。もう一つは、糸の周辺で線維芽細胞(Fibroblast)が活性化し、生成される コラーゲンやエラスチンによるハリ・弾力の改善です。この二つ目のメカニズムのおかげで、糸が溶けた後も効果は徐々に減少していくものであり、突然途切れることはありません。
維持期間が糸ごとに異なる理由は、結局のところ、 糸が体内でどれだけ長く持ちこたえ、コラーゲンへの刺激を継続できるかにあります。吸収性の糸は、加水分解されて水と二酸化炭素などに分解される、縫合糸として長く検証されてきた素材です。ただし、分解される速度が成分ごとに異なるため、維持力に差が生じます。
📌 要点まとめ:糸が溶ける期間と効果の維持期間は別物であり、糸が消えた後もコラーゲンが一定期間ハリをキープしてくれます。
📊 PDO・PLLA・PCL 糸の種類別の維持力比較
スレッドリフトに使用される吸収性の糸は、大きく分けて三つの成分に分類されます。この違いが、維持期間を分ける鍵となります。
糸の成分 | 体内吸収期間 | リフティング効果維持期間 | 特徴 |
|---|---|---|---|
PDO(ポリジオキサノン) | 約6〜8ヶ月 | 約6〜12ヶ月 | 最もポピュラーで、比較の基準点 |
PLLA(ポリ-L-乳酸) | 約12〜18ヶ月 | 約12〜24ヶ月 | コラーゲン生成促進に優れる、ミドルグレード |
PCL(ポリカプロラクトン) | 約18〜24ヶ月以上 | 約18ヶ月〜4年 | 分解が最も遅く、異物感が少ない |
PDOは、最も広く使用されている成分です。負担が少なく、比較的無難なため、初めてスレッドリフトを受ける方が多く体験する糸です。その代わり、維持期間は相対的に短い方です。
PLLAは、PDOよりもコラーゲンの生成をより強力に促します。そのため、ハリ改善効果が長く維持される傾向にあります。 PCLは分解速度が最も遅いため、維持期間が一番長くなります。異物感も少ないため、最近選ばれることが増えています。
ただし、誤解してはなりません。 PCLが絶対に正解というわけではありません。 たるみの程度、肌の厚さ、希望する自然さ、予算によって、適した糸は異なります。
📌 要点まとめ:維持期間は PDO < PLLA < PCL の順に長くなりますが、ただ長く持つ糸が良いわけではなく、ご自身の状態に合った糸が良い糸です。
🔩 糸の構造も維持期間を左右します — コグ糸 vs モノ糸
成分と同じくらい、糸の「形状(デザイン)」も重要です。同じPDOであっても、構造が異なれば果たす役割が違ってきます。
コグ糸(Cog Thread):糸の表面に突起(トゲ)があり、組織を物理的に引っ掛けて引き上げます。リフティング専用の構造であるため牽引力が強く、モノ糸よりもリフティングの維持期間が長い傾向にあります。
コーン糸(Cone Thread):円錐形の構造物によって固定力と牽引力を高めたタイプ。コグ糸とともに、引き上げが必要な部位に使用されます。
モノ糸(Mono Thread):ツルツルとした滑らかな糸です。強力に引き上げるというよりは、コラーゲンを誘導して肌のキメやハリを改善することに適しています。リフティングの維持期間は短い方です。
そのため、糸の数をやみくもに増やしたからといって、維持期間が比例して長くなるわけではありません。 糸の種類、構造、挿入する深さ、デザインが総合的に噛み合ってこそ、良い結果が得られます。 これは顔の構造やたるみの方向を読み取る設計の問題であり、施術者の判断が大きく作用する部分でもあります。
ちなみに、以前使われていた金糸などの非吸収性の糸は、溶けずに体内に長く残ります。体内に残るからといって効果が半永久的なわけではなく、安全性の観点から最近では使用が制限されています。
📌 要点まとめ:コグ糸・コーン糸は引き上げに強く、モノ糸はハリ改善に適しており、糸の数よりも種類・構造・デザインの組み合わせが維持期間を決定します。
⏳ 施術後の効果はいつ頃が最も高まるのか
スレッドリフトは、挿入した直後がピークではありません。むしろ、以下のように経過していきます。
施術直後:糸が組織を引っ張り、物理的な引き上げが即座に現れる。腫れのせいで、やや不自然に見えることがある。
2〜4週間後:腫れが引いていき、ラインが自然に馴染んで定着する。
2〜3ヶ月目:コラーゲン生成が最大化され、 最も安定した自然な効果を実感できる。
つまり、本当の効果は2〜3ヶ月後に完成すると考えるのが妥当です。施術直後の様子だけを見て、焦って判断しない方が賢明です。
📌 要点まとめ:スレッドリフトの効果は施術直後ではなく、コラーゲンが満たされる2〜3ヶ月目に最も安定して完成します。
🌿 維持期間を延ばすケア方法と、短縮させる要因
同じ糸を挿入しても、どのようにアフターケアを行うかによって、体感できる維持期間は変わってきます。
施術後1ヶ月間、避けた方がよいこと
経絡マッサージなどの強力な顔への刺激
口を大きく開けること、硬い食べ物を噛むこと
サウナや岩盤浴
うつ伏せで寝ること
特に施術後の1〜2週間は、糸が固定される重要な時期ですので注意が必要です。 糸の固定力が安定する前に過度な刺激が加わると、維持期間が短くなる可能性があります。
反対に、維持期間を縮めてしまう代表的な要因も明確です。 急激な体重変化、喫煙、過度な紫外線露出は、コラーゲンの減少を促し、効果の寿命を早めてしまいます。年齢、肌の厚さ、元の肌のハリ、たるみの程度も、当然影響を及ぼします。
スキンブースターなどの施術を併用し、肌のコラーゲン環境そのものを改善しておくことで、スレッドリフトの効果をより長持ちさせるのに役立つこともあります。
📌 要点まとめ:施術後1ヶ月間は強力な刺激を避け、禁煙・紫外線対策・体重管理を並行することが、維持期間をキープする上で有利になります。
🔍 HIFU・サーマクール・フィラー・手術との比較
リフティング施術はスレッドリフトだけではありません。よく比較されるものをまとめてみました。
施術 | 方式 | 維持期間 | 特徴 |
|---|---|---|---|
スレッドリフト | 糸による組織の牽引 + コラーゲン誘導 | 6ヶ月〜2年 | 即効性のある引き上げ、軽度〜中等度のたるみ |
HIFU(超音波) | 超音波の熱によるコラーゲン収縮 | 約6〜12ヶ月 | 非侵襲的、スレッドリフトと類似・やや短め |
サーマクール(高周波 RF) | 熱エネルギーによるコラーゲン収縮 | 個人差あり | ハリの補助、併用によるシナジー効果 |
フィラー(注入治療) | ボリュームの補強 | 部位・製品による | たるみよりも、ボリュームアップ・シワ用 |
フェイスリフト手術 | 切開手術 | 5〜10年以上 | 重度のたるみ、ダウンタイムが長い |
ここで注意すべき点が一つあります。 HIFUやサーマクールのような熱エネルギー施術は、すでに挿入してある糸を早期に溶かしてしまう可能性があります。 そのため、これらを組み合わせて行う場合は、スレッドリフトの前に受けるか、十分な期間をあけて順番を調整するのが安全です。
フィラー(注入治療)はアプローチが異なります。たるみを引き上げるのではなく、窪んだ部分にボリュームを補う施術であるため、ほうれい線のようにたるみとボリューム減少の問題が重なっている場合は、スレッドリフトとの併用が検討されます。
フェイスリフト手術は維持期間が最も長いですが、切開を伴う手術です。回復の負担や傷跡などの考慮事項が伴います。Onlifクリニックは、メスを入れる整形手術ではなく、 皮膚科の観点からの非手術的アプローチで、老化やハリのお悩みにアプローチします。そのため、重度のたるみであっても、まずはオールタイトリフティング、スレッドリフト、HIFUやRFなどの非手術的な方法でどこまで改善できるかを優先して検討します。手術はあくまで情報として参考にするに留めることをお勧めします。
📌 要点まとめ:HIFU・サーマクールなどの熱施術は糸を早く溶かす可能性があるため順番の調整が必要であり、Onlifでは非手術的な美肌施術によるたるみ改善を優先します。
⚠️ ディンプル・腫れなどの反応、および再施術の時期
スレッドリフトの施術後には、内出血、腫れ、そして皮膚が一時的に凹んだり、凸凹して見えたりする ディンプル(Dimple)現象が生じることがあります。ほとんどは時間の経過とともに落ち着きますが、長引く場合や、左右非対称、糸の露出が感じられる場合は、施術を受けたクリニックで確認してもらうのがよいでしょう。
再施術は一般的に 1〜2年の周期が目安とされますが、決まった正解はありません。効果が徐々に減少していく施術ですので、満足度が下がってきたと感じた際に、お肌の状態を見て決定すれば問題ありません。
📌 要点まとめ:ディンプルや腫れは通常、回復過程で落ち着きます。再施術は1〜2年を目安としつつ、個人の満足度に合わせて調整します。
💬 Onlifがスレッドリフトを捉える視点
Onlifクリニックは、江南(カンナム)にある美容皮膚科施術を中心としたクリニックです。スレッドリフトをはじめ、オールタイトリフティング、HIFU・RF、スキンブースター、フィラーなどの非手術治療を通じて、老化やハリのご相談をお受けしています。
私たちが目指すのは、お顔の形を根本から変えてしまうことではなく、 本来の印象を損ねているたるみやハリの低下を解消していく方向性です。そのため、とにかく長持ちする糸、とにかく大量の糸をお勧めすることはありません。お顔の構造と肌状態を読み解き、やりすぎないように自然に設計することを何よりも重視しています。
一人の医師がすべての施術を完璧に行うことは難しいと考えています。そのため、分野ごとに自分が最も得意とする施術を担当するシステムで運営しています。結局のところ、スレッドリフトの維持期間を左右するのは、糸の種類だけではなく、 ご自身のお顔に合わせた設計と、その後のケアにほかならないからです。
❓ よくある質問
糸がすべて溶けたら効果もすぐになくなりますか?
いいえ。糸が吸収される過程で生成されたコラーゲンが、糸が消えた後もある程度の期間、肌のハリを維持してくれます。効果はある日突然ゼロになるのではなく、少しずつ緩やかに減少していきます。
糸をたくさん入れるほど長持ちしますか?
比例するわけではありません。糸の数よりも、糸の種類、構造、挿入する深さ、そしてデザインが総合的に作用します。無理に多く入れたからといって、維持期間が延びるわけではありません。
PDO糸とPCL糸、どちらを選べばいいですか?
PDOは維持期間が6〜12ヶ月で、負担が少なくポピュラーな素材です。PCLは18ヶ月〜4年と最も長持ちします。ただし、たるみの度合い、お肌の厚み、お好みの自然さによって適した糸は異なりますので、ご自身の状態に合わせて選ぶことをお勧めします。
スレッドリフトの効果が最も実感できるのはいつですか?
施術の直後ではなく、コラーゲンの生成が最大化する2〜3ヶ月目です。施術直後は腫れのために少し不自然に見えることがありますが、2〜4週間かけて腫れが引くにつれて、とても自然に仕上がっていきます。
ウルセラ(HIFU)やサーマクールとスレッドリフトを同時に行ってもいいですか?
併用は可能ですが、順番を調整する必要があります。熱エネルギーを用いた施術は挿入した糸を早く溶かしてしまう恐れがあるため、スレッドリフトの前に受けていただくか、十分な間隔をあけてから行うことを推奨しています。
スレッドリフトの再施術はいつ受けるのがおすすめですか?
一般的には1〜2年の周期が目安とされていますが、個人の満足度や肌状態に応じて調整します。効果が薄れてきたと感じられたタイミングでお肌の状態を確認し、検討されるのが良いでしょう。
代表電話
1588-8171
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