超音波リフティング
ウルセラとウルセラピーの違い、紛らわしい名前から分かりやすく整理してご紹介します
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ブログの要約
ウルセラは機器名、ウルセラピーは施術名。その違いとプライムアップグレード、シュリンク・ダブロの比較、カートリッジの深さまで、江南Onlif医院が分かりやすく整理しました。
ブログ目次
ウルセラとウルセラピー、検索しているとこの2つは異なる施術なのかと混乱する方も多いです。結論から申し上げますと、ウルセラ(Ulthera)は機器のブランド名であり、ウルセラピー(Ultherapy)はその機器を使用する施術の公式名称です。つまり、別物ではなく、一方は「機械の名前」、もう一方は「施術の名前」と捉えていただければと思います。現場でも実質的に同じ意味で混用されています。
2つの言葉が指し示す核心は結局のところ1つです。米国のメルツ・エステティックス(Merz Aesthetics)社が製造したHIFU(ハイフ)機器で、高密度焦点式超音波を皮膚の深い層に届けてコラーゲンの再生を促すリフティング施術です。この記事では、名前の違いから最新バージョンである「プライム」、そしてシュリンクやダブロといった他のHIFUとの違いまで、一つずつ紐解いていきます。
🔤 ウルセラ vs ウルセラピー、何が違うのですか?
整理すると次のようになります。「ウルセラ」は機械、「ウルセラピー」はその機械で行う施術。車に例えるなら、ブランド名と運転行為のような関係だと考えると分かりやすいでしょう。
区分 | ウルセラ(Ulthera System) | ウルセラピー(Ultherapy) |
|---|---|---|
意味 | 医療機器(装備)のブランド名 | 該当機器を使用する施術名 |
製造・販売 | 米国 Merz Aesthetics | 同一 |
実際の使用 | 院内での機器の呼称 | 施術の予約・カウンセリング時に通用 |
そのため、「ウルセラを受けました」と「ウルセラピーを受けました」は実質的に同じ意味です。消費者がわざわざ違いを検索する理由は、主に3つあります。名前が似ていて紛らわしいから、正規品かどうかを確認したいから、あるいはシュリンクやダブロのような他の機器と何が違うのか知りたいからです。
ウルセラピーの正確な技術分類名は **MFU-V(Microfocused Ultrasound with Visualization)**です。「可視化された微細焦点式超音波」という意味ですが、この「V(Visualization:可視化)」が、後ほど説明する差別化の核心となります。
📌 核心要約:ウルセラ=機器名、ウルセラピー=施術名。この2つは実質的に同じものを指す同義語です。
⚙️ ウルセラピーはどのような原理で作用しますか?
ウルセラピーの基盤技術は、HIFU(高密度焦点式超音波)です。虫眼鏡で太陽光を1点に集めるように、超音波エネルギーを皮膚の特定の深さに集中させ、瞬間的に熱を発生させる仕組みです。
このとき、組織内に非常に小さな **熱凝固点(TCP:Thermal Coagulation Point)**が作られます。温度は約 60〜70℃ 程度。この微細な熱刺激が傷の回復反応を呼び起こし、その過程で コラーゲンが新たに生成・再配列 されることで、皮膚が内側から引き締まる原理です。
カートリッジ(チップ)の深さによって、刺激する層が異なります。
1.5mm:真皮層 — 小じわ、肌キメの改善
3.0mm:真皮深層 — 弾力低下部位
4.5mm:SMAS筋膜層 — リフティングの核心
特に 4.5mmが到達するSMAS層は、外科的なフェイスリフト手術で扱うまさにその筋膜層です。メスを入れずにこの層にエネルギーを届けることができる点が、ウルセラピーが注目されている理由です。
📌 核心要約:HIFUで60〜70℃の熱凝固点を作り、コラーゲン再生を誘導します。4.5mmのチップは手術と同様にSMAS層を刺激します。
👁️ DeepSEEとは何ですか?なぜ差別化ポイントと言われるのでしょうか?
ウルセラピーを他のHIFUと区別する最大の特徴が **DeepSEE(ディープシー)**です。施術中にリアルタイムの超音波画像で皮膚の下の構造を直接目で確認しながらエネルギーを照射する技術です。
大半のHIFU機器は、設定された深さに「見えない状態」でエネルギーを伝達します。一方で DeepSEEは、脂肪・筋膜・血管の位置を確認しながら施術を行うことができるため、前述したMFU-Vの「V」がまさにこの部分に該当します。
従来のウルセラは最大4.5mmの深さまで観察可能でしたが、最新バージョンではこの範囲がさらに広がりました。
📌 核心要約:リアルタイム画像で皮膚の内部を見ながら施術を行うDeepSEEが、ウルセラピーの代表的な差別化ポイントです。
🆕 ウルセラピー・プライムは従来のものと何が違うのですか?
最近よく話題に上る **ウルセラピー・プライム(Ultherapy Prime)**は、従来のウルセラのアップグレード版です。ハンドピースやチップなどのハードウェア規格は従来通り維持しつつ、利便性と精密性が改善されました。
項目 | 従来のウルセラ | ウルセラピー・プライム |
|---|---|---|
観察深度 | 最大 4.5mm | 最大 8mm |
痛みレベル | 平均 7〜8点 | 平均 4〜5点 |
モニター | 従来品 | 35%大型化した19インチ高解像度 |
特に 痛みが平均7〜8点から4〜5点レベルへと、約20〜30%軽減された 点が大きなメリットです。ウルセラピーは痛いというイメージが強かっただけに、精神的な負担が和らいだと言えます。観察深度が8mmまで拡張され、より深い層まで確認しながら照射設計ができるようになったことも実質的な改善点です。
📌 核心要約:プライムは痛みの軽減、8mmの観察深度拡張、19インチモニターが核心であり、チップの規格は従来と同じです。
🔍 シュリンクやダブロとはどう違うのですか?
ウルセラピー、シュリンク(Shurink)、ダブロ(Doublo)はすべてHIFU系であるため、消費者にとっては混同しやすいものです。基本的な原理は似ていますが、細部に違いがあります。
区分 | ウルセラピー | シュリンク・ダブロ |
|---|---|---|
リアルタイム画像 | DeepSEE搭載 | 基本的には非搭載 |
FDAリフティング承認 | あり | 機器により異なる |
痛み | 相対的に強い方 | 相対的にマイルドな方 |
価格帯 | 高い方 | リーズナブルな方 |
どちらが絶対に良いとは一概に言えません。皮膚の下を確認しながら精密にアプローチする方式を望むならウルセラピーが、痛みや費用の負担を抑えたいなら他のHIFUが選択肢になります。最終的にはご自身の肌の状態や優先順位によって決まります。
ちなみに、ウルセラピーはFDAから段階的に適応症の承認を受けてきました。2009年に眉毛リフト、2012年に顎下・首、2014年にデコルテ(胸元)のシワ改善の順で承認されています。
📌 核心要約:ウルセラピーはリアルタイム画像とFDAのリフティング承認が強み、他のHIFUは痛みや費用の面で手軽さに優れています。
📅 効果はいつ現れ、どのくらい持続しますか?
ウルセラピーは、施術直後に劇的な変化が現れる施術ではありません。コラーゲンが新たに満ちてくるまでに時間がかかるため、主な効果は施術後2〜3ヶ月かけてゆっくりと現れます。コラーゲンの再構築は最大6ヶ月まで続きます。
維持期間は通常、約1年から1年半程度とされています。ただし個人差が大きく、年齢・肌の状態・生活習慣によって異なります。永久的な施術ではないため、1年前後を目安にメンテナンスを検討するのが一般的です。
部位別の施術時間は、額・目元周辺で20〜30分、顔全体で60〜90分、顔と首を同時に行う場合は90分以上かかります。
📌 核心要約:効果は2〜3ヶ月かけて徐々に現れ、維持期間は約1〜1.5年です。定期的なケアが必要となります。
⚠️ ショット数が多いほど効果は高くなりますか?
これはよくある誤解です。ショット数そのものよりも、部位別の深さ設計、エネルギー設定、そして適切な配置が結果を左右します。むやみに多く照射すれば良いというわけではなく、必要な層に適したエネルギーを正確に届ける設計が核心です。
「痛いほど効果がある」というのも誤解に近いです。痛みはSMAS層にエネルギーが十分に伝わっているときに伴う感覚であり、痛みの大きさが効果に比例するわけではありません。
むしろ過剰に施術すると問題が生じる可能性があります。頬の脂肪が萎縮して頬がこけて見えたり、顔がやつれて見えたりすることがあるため、ボリュームが少ない方はより慎重に設計する必要があります。
もう一つ重要なのは、正規品であるかどうかです。正規品の機器・カートリッジの使用と、施術者の熟練度が、結果と安全性を分ける最大の要因です。カートリッジは消耗品であるため、再利用するとエネルギー伝達効率が低下する恐れがあり、そのため正規品の確認が重要になります。
📌 核心要約:ショット数よりも深さ・エネルギーの設計が重要であり、正規品の使用と施術者の熟練度が安全と結果を決定づけます。
🌿 たるみがひどい場合、ウルセラピーだけで解決しますか?
正直に申し上げますと、ウルセラピーは万能ではありません。弾力が低下し始めた初期・中期のたるみには適していますが、すでに大きく伸びてしまった皮膚を超音波リフティングだけで完全に戻すことは困難です。
このような場合は、糸リフト(Thread Lift)を併用したり、肌キメやボリューム低下といった複合的な悩みに合わせてフィラーやスキンブースターなどを組み合わせるアプローチが、より自然な結果につながります。たるみが非常に深刻な場合、切開リフト(フェイスリフト手術)のような外科的方法が選択肢として挙げられることもありますが、回復期間の負担や侵襲性を考慮して選択する必要があります。
Onlifクリニックでは、メスを入れない皮膚科的観点からの非手術的リフティングを優先して考えています。オールタイトリフティングのような超音波・高周波ベースの施術と糸リフト、フィラーやスキンブースターを肌の状態に合わせて設計し、形を変えることよりも、老化によって崩れた本来の質感とバランスを取り戻す方向を目指しています。一人の医師がすべてを完璧に行うことはできないという考えから、分野別に得意な施術を分担して担当しているのも同じ脈絡です。
📌 核心要約:初期・中期のたるみにはウルセラピー、深刻な場合には糸リフトなどの非手術的施術を組み合わせるアプローチが現実的です。
❓ よくある質問 (FAQ)
ウルセラとウルセラピーは異なる施術ですか?
いいえ、違います。ウルセラは機器のブランド名で、ウルセラピーはその機器を使用する施術の公式名称です。現場では実質的に同じ意味の同義語として混用されています。
ウルセラピー・プライムは従来のものとどのように違うのですか?
プライムは従来のウルセラのアップグレード版で、痛みが平均7〜8点から4〜5点に軽減され、観察深度が最大8mmまで拡張、さらに19インチの高解像度モニターが搭載されています。ハンドピースとチップの規格は従来と同じです。
ウルセラピーとシュリンク、ダブロの違いは何ですか?
いずれもHIFU系ですが、ウルセラピーはリアルタイム画像技術(DeepSEE)とFDAのリフティング承認が強みです。シュリンクやダブロは痛みと費用の面で手軽であるため、優先順位によって選択が分かれます。
ウルセラピーの効果はいつから現れますか?
施術後2〜3ヶ月かけて徐々に現れ、コラーゲンの再構築は最大6ヶ月まで続きます。維持期間は約1年〜1年半程度ですが、個人差が大きいです。
ショット数が多いほど効果は高くなりますか?
そうとは限りません。ショット数よりも、部位別の深さ設計、エネルギー設定、そして適切な配置が結果を左右します。過剰な施術は、かえって頬がこけるなどの副作用につながる可能性があります。
頬の肉が少ないのですが、ウルセラピーを受けても大丈夫ですか?
可能ですが、より慎重な設計が必要です。過度なエネルギーは脂肪の萎縮を招き、頬がこけて見える原因になるため、ボリュームが少ない方は施術前のカウンセリングでこの点を十分に確認することをおすすめします。
たるみがひどくてもウルセラピーだけで十分ですか?
初期・中期のたるみには効果的ですが、すでに大きく伸びてしまった皮膚を単独で引き上げることは困難です。この場合は、糸リフトなどの非手術的施術を併用するアプローチを検討するとよいでしょう。
正確な診断はどのように受けられますか?
肌の状態やたるみの程度、ボリュームの有無は人によって異なるため、決まった正解はありません。江南のOnlifクリニックにて、個人の状態に合わせた治療方針をカウンセリングを通じてご確認いただくことをお勧めします。
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