フィラー・ボトックス
フィラーの注意事項、施術前に必ず知っておくべきこと
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ブログの要約
フィラーの注意事項を、施術前・後、部位別の危険性、血管閉塞の応急対応までまとめました。ヒアルロン酸フィラーの安全面でのメリットや、病院の選び方の基準を紹介しています。
ブログ目次
フィラーを控えて、まず一番に知っておくべきことは一つに集約されます。最も広く使われているヒアルロン酸(HA)フィラーは、問題が生じた際にヒアルロニダーゼという薬剤で溶かすことができる点、そして、まれではあるものの最も恐ろしい合併症である「血管閉塞」を防ぎ、対応できる病院かどうかが安全の鍵であるという点です。残りの注意事項のほとんどは、ここから派生します。
フィラーは、へこんだ部位にボリュームを満たし、しわや輪郭を自然に整える施術です。即効性のある変化が魅力ですが、その分「どこに、どのような成分を、誰が」注入するかによって、結果と安全性が左右されます。この記事は、Onlifクリニックが実際のカウンセリングでよく受ける質問をもとに、施術前後に見落としがちな部分を落ち着いて確認していきます。
💉 フィラー、成分から違います
フィラーといっても、すべて同じフィラーではありません。成分によって持続期間や「溶かせるかどうか」が完全に分かれるため、初めての施術や目の下のような敏感な部位であれば、HAフィラーが最優先です。
成分 | 特徴 | 持続 | 除去 |
|---|---|---|---|
ヒアルロン酸(HA) | 即時ボリューム、代表的なフィラー | 6〜18ヶ月 | ヒアルロニダーゼで分解可能 |
CaHA(カルシウム) | コラーゲン誘導、支持力が強い | より長い | 溶かすのが困難 |
PLLA | コラーゲン生成誘導型 | 最大2年+ | 困難 |
PCL | コラーゲン誘導型 | 12〜24ヶ月 | 簡単に除去不可 |
HAは、唇のように動きの多い部位では持続がより短い傾向があります。CaHA・PLLA・PCLはコラーゲンを刺激して長持ちしますが、気に入らないときに元に戻すのが困難です。PMMAのような永久フィラーは、副作用が起きた際の除去が事実上不可能であるため、国内外で推奨されていません。
Onlifで使用しているHAフィラーも、柔らかい韓国製から形状維持力の高いプレミアムまで、物性が異なります。ベロテロのように肌への密着力が良く、皮膚の薄い部位での透けを抑える製品、レスチレン・ジュビダームのように輪郭を整えるのに強い製品などがあるため、部位に合わせて選ぶのが適切です。
📌 主な要約: 元に戻せるという理由だけでも、初心者や敏感な部位にはHAフィラーが安全なスタートラインです。
⚠️ 最も恐ろしい合併症、血管閉塞
フィラーの最も深刻な合併症は血管閉塞です。フィラーが血管を塞ぐと、皮膚壊死、ひどい場合は失明や脳血管への侵襲にまでつながる恐れがあります。発生確率は1%未満と非常にまれですが、損傷が永久的になり得る点が問題です。
特に鼻・眉間・額・ほうれい線部位は、目や脳につながる血管と近く、高リスク部位に分類されます。2017年のある論文基準で、フィラー施術後の失明発生部位は眉間60%、ほうれい線25%、鼻15%と報告されています。
この時に決定的な役割を果たすのがヒアルロニダーゼです。HAフィラーであれば、この薬剤で数分〜数十分以内に溶かすことができるため、血管閉塞の応急対応のゴールデンタイムを確保できます。そのため、「この病院がヒアルロニダーゼを常時完備しているか」が、安全な病院を見極める実質的な基準になります。
以下の症状が施術中や直後に現れた場合は、遅滞なく病院に知らせる必要があります。
激しい痛み、施術部位の蒼白・紫色の変色
冷感、水ぶくれ
視野のボヤけ、視力低下、複視
📌 主な要約: 血管閉塞はまれですが致命的です。ヒアルロニダーゼの完備有無と即時対応体制が安全の尺度です。
🩹 よくある副作用と、あまり多くない副作用
内出血、腫れ、圧痛はよくある反応です。通常3〜14日以内に治まるので、過度に心配する必要はありません。ただし、痛みがむしろひどくなったり、皮膚の色が変色したり、視力に異常が生じたりした場合は、通常の反応の範囲を超えています。
あまり多くはないものの、知っておくべき副作用もあります。
チンダル現象: HAフィラーを目の下のように薄い皮膚に浅く注入すると、青く透けて見える現象。注入層の選択ミスが主な原因であり、施術者の熟練度が大きく関わります。
遅延型炎症反応: 施術の数ヶ月〜数年後、免疫力が低下したときにまれに現れ、年間約0.06%と報告されています。HAフィラーの架橋剤成分が原因として指摘されることもあります。
バイオフィルム・結節: 細菌がフィラーの周囲に膜を形成すると、慢性感染の形で遅延型結節・肉芽腫の原因になることがあります。
ほとんどのHAフィラーには、痛みを和らげるリドカインが含まれています。リドカインアレルギーの既往歴がある場合は、施術前に必ずお申し出ください。
📌 主な要約: 内出血や腫れは、通常2週間以内に改善します。後から生じる結節は、過剰注入を避け、施術履歴を共有することで予防に役立ちます。
📋 施術前、何を準備し何を避けるべきか
施術前の準備の半分は「告知」です。服用中の薬、アレルギー、過去のフィラー履歴、感染症・妊娠の有無は、漏れなくお伝えください。特に、以前にどのフィラーをどこに注入したかは、遅延型結節の予防に直結します。
血液の凝固を妨げる成分は、内出血や出血のリスクを高めます。
アスピリン、イブプロフェンなどの消炎鎮痛剤
オメガ3、ビタミンE、イチョウ葉エキスなどの健康機能食品
これらの成分は、施術の7〜14日前の服用中止を推奨します。ただし、医師が処方した抗凝固薬・抗血小板薬は、決して自己判断で中止しないでください。必ず処方した医師に相談する必要があります。
唇のフィラーを検討している場合は、口唇ヘルペス(HSV)の既往歴を必ず確認する必要があります。ウイルスが活性化する可能性があるため、既往歴がある場合は予防的な抗ウイルス薬の服用を検討します。
📌 主な要約: 処方薬の自己中断は禁止、健康機能食品と消炎鎮痛剤は1〜2週間前に中止、以前のフィラー履歴は必ず共有してください。
🕐 施術後のケアはどうすればいいですか
施術直後にはボリュームがすぐに確認できますが、腫れがあるため実際の仕上がりとは異なります。最終的な仕上がりの評価は、腫れが引く1〜2週間後が適切です。気に入らないからといってすぐに溶かすのではなく、経過を見守るのが原則です。
施術後24〜48時間は、以下を避けてください。
飲酒、激しい運動
サウナ、チムジルバン
強いマッサージ
部位ごとに注意する点もあります。鼻のフィラー後は2週間メガネによる圧迫を避け、額のフィラー後は1ヶ月ほど帽子で圧迫するのを控え、唇のフィラー後はストローや舌での刺激を減らすのが良いでしょう。
しこりや位置がずれたように感じられても、自宅で自己判断でマッサージしないでください。位置が崩れる可能性があるため、病院で判断してもらうのが安全です。
📌 主な要約: 仕上がりは1〜2週間後に判断、2日間の飲酒・サウナ・激しい運動は自粛、部位別の圧迫に注意してください。
💡 フィラーとボトックス、他の施術との関係
混同しやすいですが、フィラーとボトックスは原理が異なります。フィラーはへこんだ部分を埋めるボリューム補填、ボトックスは筋肉を弛緩させて表情じわを緩和します。それぞれ目的が異なるため、併用することもありますし、必要に応じて使い分けることもあります。
たるみが目立つ場合は、フィラーだけでは限界があります。このような場合は、糸リフトのようにリフトアップに強みがある施術や、超音波(HIFU)・高周波(RF)などの切らないたるみ治療を一緒に検討する方が自然です。よく「フィラーが垂れてくる」と誤解されますが、その多くはフィラーの移動ではなく、老化による肌の弾力低下が原因です。
Onlifは、切開手術ではなく、肌本来のバランスを活かす非手術的アプローチを目指しています。ボリュームが必要な部位はフィラーで、弾力が鍵となる部位はリフトアップ系に分けてデザインする理由はここにあります。
カニューレ(先端が丸い針)を使用すると、内出血や血管損傷のリスクをある程度軽減できます。ただし、カニューレを使用しても血管閉塞を完全に予防できるわけではないという点は、誤解のないようにしてください。
📌 主な要約: ボリュームはフィラー、筋肉のしわはボトックス、たるみはリフトアップ。悩みの軸に合わせて組み合わせるのが自然です。
🏥 病院はどのように選べばいいでしょうか
結局のところ、安全性は人と環境から生まれます。病院を選ぶ際は、以下を確認してください。
食品医薬品安全処(MFDS)の認可を受けた正規品を使用しているか
血管閉塞に備えたヒアルロニダーゼを常時完備しているか
施術者の熟練度と部位別の施術経験
消毒・滅菌などの感染予防体系
Onlifは、1:1の顔面分析を通じて顔全体の比率を見極め、調和のとれたフィラーをデザインし、正規品・定量遵守の原則と感染予防システムを守っています。一人がすべてを完璧に行うことはできないという考えから、分野ごとに自分が最も得意とする施術を担当する方式で運営しています。画一的な結果ではなく、本来の魅力を邪魔しない自然なボリュームを目指します。
📌 主な要約: 正規品・認可製品、ヒアルロニダーゼの完備、熟練度、衛生。この4つが病院選びの基本線です。
❓ よくある質問 (FAQ)
ヒアルロン酸フィラーは溶かせば完全に元通りになりますか?
ヒアルロニダーゼを注入すれば、HAフィラーを数分〜数十分以内に分解できます。基本的には施術前の状態に近く戻りますが、組織反応や個人差によって異なる場合があるため、正確な判断には診察が必要です。
施術後の腫れと内出血はどのくらい続きますか?
内出血・腫れ・圧痛はよくある反応で、通常3〜14日以内に治まります。ただし、痛みがひどくなったり、皮膚の色の変化、視力異常がある場合は、直ちに病院に連絡してください。
鼻フィラーと眉間フィラーはなぜ特に危険なのですか?
この2つの部位は目や脳につながる血管と近く、血管閉塞の際に失明・組織壊死のリスクが相対的に高いです。論文上、失明の発生は眉間60%、鼻15%などと報告されており、高リスク部位に分類されています。
施術前にどの薬や健康機能食品の服用を中止すべきですか?
アスピリン・イブプロフェンなどの消炎鎮痛剤と、オメガ3・ビタミンE・イチョウ葉エキスは、内出血のリスクを高めるため、7〜14日前の服用中止を推奨します。ただし、処方された抗凝固薬は自己判断で中止せず、必ず処方医に相談してください。
妊娠中・授乳中でもフィラーを受けられますか?
妊娠中・授乳中における安全性データが十分ではないため、推奨されません。施術前に妊娠・授乳の有無を必ず告げるのが原則です。
目の下のフィラーが青く透けて見える理由は何ですか?
薄い皮膚にHAフィラーを浅く注入すると、光の散乱によって青く透けて見える「チンダル現象」が生じることがあります。注入層の選択が原因であることが多く、必要に応じてヒアルロニダーゼで調整できます。
口唇ヘルペスがありますが、唇のフィラーを受けても大丈夫ですか?
口唇ヘルペスの既往歴がある場合、施術によってウイルスが活性化する可能性があるため、予防的な抗ウイルス薬の服用を検討します。既往歴を事前に伝えて相談した上で進めるのが安全です。
永久フィラーはなぜ推奨されないのですか?
PMMAのような永久フィラーは、副作用が生じても除去が事実上不可能であるため、国内外で推奨されていません。元に戻せるHAフィラーが、相対的に安全な選択肢として挙げられます。
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